クルマ選びの基準が変わる!新車から中古車へ! エコカー補助金後のクルマ選び
まんまコピペみたいなもんですが・・・・
中古車にも目を向けて欲しいので掲載しました(苦笑)
エコカー補助金が期限だった9月末を待たずに予算が終了し、クルマの販売は補助金のない真っ当な状態に戻った。
補助金期間中には、それも補助金の期間や予算が終わりそうな時期には、何とか補助金をゲットしようと大量の駆け込み需要が発生したが、そのためにますます早く補助金の予算が終了するという皮肉な結果になった。
一定の環境性能を備えた新車を買うと、10万円または25万円の補助金(いずれも軽自動車は半額)が受けられたので、補助金期間中には新車を買う人が多かった。中古車を買ったので補助金を受けられないから、中古車ではなく新車を買う人が多かった。
でも補助金が終了したことで、改めて新車を買うより中古車を買うほうが得と考える人が多くなっている。これは某自動車研究所のアンケート調査でもその傾向が明確に表れている。
エコカー補助金終了後はユーザーが中古車指向に
エコカー補助金の実施期間中には新車が得と考えた人が64.6%もいて、中古車が得と考える人は6.1%しかいなかったのに、補助金終了後になると新車が得と考える人はたったの22.0%で3分の1に減ってしまい、逆に中古車が得と考える人はほぼ4倍の24.2%にまで増えて新車を上回っている。
どちらともいえないという人が半分以上を占めているものの、補助金期間中には新車志向に集中していたユーザーのマインドが、新車から中古車へと変わったのが良く見て取れる。
エコカー補助金期間中には、それも特に終盤には、自動車メーカー各社が駆け込み需要を吸収しようと盛んにテレビCMを流していたが、各社のテレビCMがお得感、今だけ感をかきたて、ユーザーのマインドを新車に振り向けていたことも大きな理由だろう。
エコカー補助金終了で新車と中古車の販売バランスが適正に
クルマを買うなら新車か、中古車かという質問に対する答でも似たような結果が出ている。補助金期間中には新車を買おうとする人が65.7%も占めていて、中古車を買おうとする人は9.7%でしかなかった。
それが補助金終了後になると、新車志向のユーザーは3分の2にまで減って40.5%になり、中古車志向のユーザーは倍以上の21.9%に増えている。
新車より価格の安い中古車のほうが得と考える人の比率が確実に増えている。エコカー補助金が終了しても、まだエコカー減税は残っているため、これによって新車にバイアスがかかっている部分はあるが、いずれにしてもエコカー補助金の終了で全体的な流れが中古車に向いたのは間違いない。
今後は、新車一辺倒から新車も中古車もバランス良く売れるようにクルマの需要構造が変わっていくと思う。少なくとも中古車の比率が増えていくのは間違いない。日本の自動車市場がだんだんに正常な状態に戻っていくものと予想される。
エコカー補助金(エコカー減税を含む)は確かに新車の売れ行きを促したが、これはある意味でクルマの市場を歪めてしまった。
新車だけ売れて中古車が売れない状態が続いたら、中古車のリセールバリューが安くなって新車ユーザーが代替するのが難しくなってしまう。逆に新車が売れなくなって中古車ばかり売れたら、新車の代替に伴って発生する中古車の流通量が減って相場が高くなってしまう。
だから、新車ばかり売れても良くないし、新車が売れずに中古車ばかりが売れても良くないのがクルマの市場だ。新車と中古車は表裏一体だから、バランス良く売れることが大切なのだ。
そう、最後のバランス良く売れるってのが一番です。
『新車が売れんなったから中古がよく売れて儲かるんやろ?』
なんて言う方がいますが、新車が売れないと
下取り入らない⇒数カ月で品薄⇒良い物件は取り合いになり高騰
⇒高いから中古も売れなくなる
という最悪のパターンが待っています(汗
新車がバンバン売れる ⇒ 下取りで高年式車がバシバシ入荷
⇒需要はあっても台数が多いから値段も値頃感あり ⇒中古も売れる
が一番のスパイラルですよね~!